学校IV
◆解説◆
東京の夜間中学。北海道の高等養護学校。束京・下町の職業訓練校。 さまざまな「学校」を舞台に、懸命に学び、生きる人々の姿を描いて、日本中に大きな感動を巻き起こしてきた 山田洋次監督の『学校』シリーズ。今回の物語は中学三年生の少年が主人公。舞台を教室の外に移し、少年の冒険の旅を通して、学校や家庭を裏からあぶり出すように描きます。 それぞれが持つ人生の重さ、せつなさをかいま見ながら、自分の人生を探す旅。 そこには、彼だけの「学校」があった…。大切なことを、誰から学んだのか。そんなことを自分自身に問いかけてみたくなる、日本映画の名作がまたひとつ誕生します。何で学校に行かなきゃいけないんだ。明るくて、素直で、賢くて…、そんな子だけがいい子なのか?
◆物語◆
横浜郊外に住む中学三年生の川島大介(金井勇太)は、学校に行かなくなって半年たつ。 ある日彼は両親(小林稔侍・秋野暢子)に内緒で、無謀にもひとり、遠く九州・屋久島の縄文杉を目指して旅にでる。 ヒッチハイクで出会った運転手・佐々木康(赤井英和)や女性ドライバー・大庭すみれ(麻実れい)の世話になり、 トラックを乗り継ぐ大介。旅先の静岡・大阪・宮崎・鹿児島で、彼はさまざまな境遇の人にふれあう。 屋久島に渡った大介は、自分の足で険しい山道を登り、ついに縄文杉にたどり着く。 その七千年の勇姿は、彼の心に何かを語りかけてくれた。 冒険の旅も終わりに近づいた時、佗しいひとり暮らしを続ける老人・畑鉄男(丹波哲郎)に出会った大介に、 思わぬ出来事が待ち受けていた…。



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