| ■解説■ |
20世紀は、『核の世紀』であり『戦争の世紀』であったと言われます。急速な科学文化の発達は、不幸にして人類が手にしてはならなかったプロメテウスの火、原子の火を手にしました。それは戦と結ぴつき、人類破滅の兵器を作り出しました。『原子爆弾」です。その開発競争は地球を何回破壌しても余りあるほどの核兵器を作り出しました。また核の平和利用という名のもとでも数知れないヒパクシャを生み出しました。しかも、人類は放射能を消滅させる手段を未だ持ち得ません。
この映画は「戦争と核の20世紀」をグローパルな視点で総括し、これまで数多く製作された反核映画を発展させ、時間と空間を越えた核廃絶の願いを凝縮した新しい反核映画です。
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| ■あらすじ■ |
映画はヒロシマが戦争の世紀の始まりからそれにどう関わり、あの日「1945年8月6日」をむかえ、何があったのか? を世界中から集められた記録映像とアニメーションによって歴史的、科学的に:検証します。ヒロシマの体験は『核の世紀』の幕開けでした。しかも、人類を破滅に導く時代の幕開けでした。世界の列強は核兵器開発競争に狂奔し、地球を数十回破壊しても余りある核兵器を持つに至りました。それはヒロシマ・ナガサキにつづヒバクシャを生み出すことだったのです。また原子力を新しいエネルギーとする原子力発電所が各国に建設されます。そこからもまたヒバクシャが生まれました。現在、地球上に数百万人のヒバクシャがいるとも言われています。
映画の中では旧ソ連の核実験場であったセミパラチンスクのヒバクシャたち、今もなおヒパクシャを生み出している状態を伝えるチェルノブイリ原発の姿などが紹介されます。
映画はこうした歴史的事実を重ね、さらに東海村臨界事故、放射能兵器(劣化ウラン弾)といった核被害の実態を明らかにします。
同時に世界の核軍縮に向けた運動や取り組み、原発魔止をすすめるヨーロッパの姿を紹介し、人類が「核」に翻弄された20世紀を映像でつづることで、21世紀に残されたのは、核兵器だけでなく限りなく発生するヒバクシャであり、地球環境破壊であることを浮かぴ上がらせます。
世界最初の被爆地である『ヒロシマ』が訴えてきたヒロシマの心は、「核被害を人類共有の体験として生かそう」という呼びかけです。それは、広島医学界による、世界のヒバクシャ救済活動でありその広がりは、「世界の子ども平和像」の建設に取り組む子供達や、高校生平和集会、原水禁世界大会に活躍する若き世代に受け継がれていきます。
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「歴史的科学的に検証し、その真実を描くこと」監督・脚本/片桐直樹
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現在、世界の核を巡る状況は、核兵器廃絶運動の昂まりに反し、依然として「核抑止論」に基づ核実験が行われ、核実験によるヒパクシャだけでなく、放射能ヒバクシャの出現や地球環境汚染と云った核被害を次々と生み出しています。日本においても菓海村の臨界事故は衝撃を与えました。
21世紀に残されたのは核兵器だけでなく、限りなく発生するヒバクシャであり、地球環境破壊です。この映画は『核』の今日をヒロシマを基点にグローパルな視点で、歴史的に科学的に検証し、その真実を描くことで、核は人類生存のために、一日も早く廃絶されねぱならないことを訴えます。
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